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秋の旅行会「最新電車と超ローカル線で石狩川畔・開発の歴史を辿る旅」
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10月7日(日)に本年度の秋の旅行会「最新電車と超ローカル線で石狩川畔・開発の歴史を辿
る旅」を会員の家族を含む22名の参加で実施しました。当日は、秋晴れの穏やかな日差しの中、
奥様方と2人の子供さんを交え、和気あいあいの楽しい1日を過ごすことができました。
当日は朝9時に札幌駅に集合。6月に電化開業したJR学園都市線(札沼線)の新型電車に
揺られて30分、石狩当別駅に到着しました。駅からは貸切バスに乗車、今春にリニューアル
オープンした月形樺戸博物館を見学しました。
「月形樺戸博物館」では、地元学芸員さんのガイドにより明治以来の囚人による開墾・道路
開発の歴史を見学しました。明治初期、政府は佐賀の乱や西南戦争などの内乱で逮捕された人
たちを国事犯・反乱分子として、隔離・収監する必要に迫られ、その地を北海道に求めました。
こうして「樺戸集治監」が建てられ、初代典獄(現在で言う所長)月形潔の姓からまちの名前
になったとのことです。月形樺戸博物館は、樺戸集治監の開監から廃監までの39年間のあゆ
みを、豊富な資料でドラマチックに展示再現しており、整備された施設に参加者一同大いに
感心させられました。
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札沼線石狩月形駅プラットフォームにて
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月形町から新十津川町までは、札沼線の末端区間を走る超ローカル気動車に揺られて移動しまし
た。1両のワンマン気動車で、普段乗客の少ない石狩月形駅では20人を超える乗客に駅員さんも
驚いていました。 昼食は「ホテル三浦華園」にて、新十津川町の銘酒「金滴」を楽しみつつ、
和やかなムードのなかで恒例の参加メンバー自己紹介が行われ、懇親を深めました。あいにく
日曜日で酒蔵見学はできませんでしたが、金滴酒造さんとご紹介いただいた滝川駅駅長さんの
ご厚意で、試飲のお酒を沢山いただくことができました。
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滝川市ホテル三浦華園玄関前にて
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昼食後は、「新十津川町開拓記念館」で新十津川町の開拓と農業の歴史を見学。その後、バスで
滝川経由で帰路につき、途中、彫刻家・安田侃(かん)が今なお創り続ける野外彫刻公園「アルテ
ピアッツア美唄」を暫し散策し、秋の夕暮れを満喫しました。
1年ぶりに再会した子供さん達の成長に驚かされ、また、石狩川河畔の開発に明け暮れた明治の
先人達の労苦に思いをはせる一日を過ごすことができました。ご参加いただいた会員、ご家族
の皆様に感謝します。
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(文責 小山)
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