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秋の旅行会「北電・泊原発見学とSLニセコの旅」


 9月28日(日)本年度の秋の旅行会「北電・泊原発見学とSLニセコの旅」を31名の参加を得て、実施しました。

 当日はまず、SLニセコ号に乗り8:31に札幌駅を出発して小樽駅へ。ここで約45分間、機関車からSLへの交換のために停車、この間ステーションギャラリー見学やSLとの記念撮影などを楽しんだあと、いよいよSL牽引で出発、紅葉の始まる景色の中、余市−仁木を経て、小沢駅に11:30頃到着しました。途中、勾配によりさまざまに変わる速度はSLの「走る力」を実感させるものでした。車内は北一硝子のランプやだるまストーブが飾られたレトロな雰囲気が味わえるほか、各駅での沿線スイーツを初めとした車内販売、各種ゲームなどのイベントがあり、歓談も弾み楽しい時間を過ごしました。

小沢駅にて
SL車内
 
  小沢駅からは貸し切り観光バスに乗り換えて岩内へ。新鮮な海鮮満載のちらし寿司の昼食を頂きながら、参加メンバーひとりひとりの自己紹介が行われ懇親を深めました。

岩内にて昼食
 
 昼食の後、いよいよ本日の目的地であるほくでん・泊発電所へ。まず、原子力PRセンター「とまりん館」でレクチャーを受けました。「北海道銀杏会」専用のパワーポイントも用意していただいており、電力事情や歴史、原子力発電の仕組み、施設の概要や計画、などにつき、大変わかりやすい説明を頂きました。原子力発電の仕組が基本的には火力発電と同じであること、泊発電所で採用されている加圧水型軽水炉(PWR)の特徴が一次冷却水と二次冷却水が独立している事であること、といった基本的なことが良く理解でき、建設中の3号機の出力が1・2号機の57.9万kWに対し91.2万kWもあることなども学ぶ事が出来ました。また、江戸末期に泊村で道内最古の炭鉱として茅沼炭鉱が開かれたこと、明治39年に岩内町で道内最初の水力発電所である敷島内発電所がつくられたことなど、この地域が常に北海道のさまざまなエネルギーの発祥の地であったことを知ることができました。このあとバスに乗り、発電所の見学へ。外観のみではあるものの、通常の見学では立ち入ることの出来ない場所で、厳重なセキュリティの中、高台から雄大な発電所全体を俯瞰する事が出来たのもこの旅行会ならではのことであると感じました。

とまりん館にて
 
 見学の後は、再びバスに乗り、積丹半島を「岬めぐり」。海岸線や岬の風景を車窓から楽しみながら途中「余市」の道の駅で休憩をし、19時頃に札幌に到着しました。

 日帰りながら大変盛りだくさんの一日を楽しむことができ、また、SLから原子力発電所まで「北海道のエネルギーを考える一日」となり、当会の旅行会らしい、有意義な企画であったと思います。

 今回の旅行会につきいろいろとお世話を頂きました北海道旅客鉄道株式会社の皆様、北海道電力株式会社の皆様に厚く御礼申し上げます。
(昭和58年卒 村上 憲一記)
 

 

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2008年度