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2008年度 第1回講演会

 日時 2008年7月22日(火)正午〜13:30

 場所 ホテルオークラ札幌B1「中国料理 桃花林(とうかりん)」

 講師 深川市長 山下 貴史(たかふみ) 様
     演題:「道州制について」

 当会も3年目を迎え、行事内容の一層の充実の一環として昼食時「講演会」を開催することとなり、当会会員である山下市長をお迎えして第1回を開催しました。内容は、今、大変ホットな話題であり、北海道の今後のあり方に大きな影響を与える「道州制について」でした。
当日は、道州制の理念や制度設計、地方制度調査会や道州制ビジョン懇談会の論議過程・答申内容といった、道州制に関する論議の要点ついて解説いただくとともに、道州制導入論議の前提として、わが国社会の現状と課題をどう捉えるか、現行の国家行政制度・機構をどう評価するか、道州制にかかる二つの窮極モデル、道州制に関する一般的疑念、北海道にとっての道州制、といった視点からの見解につき、お話いただきました。
 市長として北海道の地方行政の現場に身を置かれている立場からのお話は、日常メディア等を通しては得られない、わかりやすく具体性のあるもので、われわれの将来に直接かかわるこの問題につき理解を深めるとともに新たな視点を与える非常に有意義なもので、参加者からは、活発に質問が出され、本テーマについての関心の高さがうかがわれました。
 なかでも、「二つの窮極モデル」(国は地方支分部局を一切もたず、国の内政事務の執行をすべて道州にゆだねる「直列型道州制」と、国と道州は、基本的に別個の機構として、仕分けされた別々に行政事務を担当する「並列型道州制」)を両端におき、この間で具体的な制度設計をいかに考えていくか、についてのお話は大変興味深いもので、この点につき、やはり北海道行政に携わっていらっしゃった平瀬顧問(元札幌市助役)が熱心にご質問をされていたことも当会の講演会ならではの場面と、印象に残るものでした。

 ご講演を頂いた山下市長にはあらためて御礼申し上げます。


(次回以降の講演について)
次回以降の講演につきましては、予定が決まり次第このホームページに掲示し、申し込みを受け付けることとします。加えてEメールアドレスを事前に登録いただいた方および郵券を事前に送付いただいた方には、各々の連絡方法により事務局よりご案内いたします。

(講演会事務局)
北洋銀行 苫小牧中央支店 支店長 藤川俊明

〒053-0022 苫小牧市表町2丁目1番7号
電 話   0144-33-7171
F A X    0144-36-7728
メール   t177-fujikawa@hokuyobank.co.jp
 
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